公益財団法人 さっぽろ青少年女性活動協会
総合職 人材育成の基本方針
SYAAが人材育成に取り組む理由
求められるニーズの変化
少子高齢化の進行による生産年齢人口の減少、地域住民の要望の多様化や高度化など、わたしたちを取り巻く環境の変化に合わせて、わたしたちに求められるニーズも大きく変わりました。新たなニーズに対応する人材の育成は急務です。
『未来社会を創造』する
人材の育成
経営理念を達成するために
事業拡大に伴う急激な職員の増加や職種の多様化により、人材育成に対する意識の共有と、必要機会の確保が困難になっています。その中で、SYAAの経営理念を達成するためには、事業実施に関わる取り組みと並行して、人材育成に注力することが望ましいと判断しました。人材育成の基本方針は、これに体系的に取り組むための基準を示します。
SYAAのDNA
SYAAの求める人材像
SYAAの事業は多岐にわたりますが、働く人のあるべき姿は共通です。変化する社会情勢に対応できる社会人基礎力の養成や各職位に求める能力等を「DNA」として定義しました。
職員の構成
SYAAの業務にはチームワークが不可欠です。職員は役割ごとに細分化されていますので、お互いが相互に役割を認識し、協働することが重要となります。そのため、職員教育も、職位に応じた基本的な役割を理解して能力の開発を行うことを目的とします。
人材育成の取組
育成の最小単位
序列のあることで安定する一般的縦社会構造にありがちな、横同士の繋がりが希薄になる傾向を避けるため、SYAAにおけるチームでは横の関係性のなかでも育成に責任を持つことを前提としています。
職員の研修
職員の能力を最大限に高めるため、目的別に3つの分類に分けた研修を実施し、多面的な教育に取り組んでいます。
-
職位・階層別研修
財団職員に共通する能力を習得するため、職位別に研修を実施します。
-
課題別研修
SYAA特有のスキルを習得するため、都度対象を変えながら、必要な研修を行います。
-
部門別研修
各部門で必要な専門的な能力を習得するため、部門内で計画・実施する研修です。
SYAAの人材が創造する
魅力あふれる未来
ひと・こと・ものを繋いでいく
SYAAの人材育成に関する取り組みは、事業計画、人事制度など当財団内のあらゆる仕組みと相互に補完・連動して体系的に展開されていきます。そのため、各部門と部門間の連動を念頭に、中長期視点で育成計画に取り組んでいきます。
高度に訓練された人材はやがて、適材適所に据えられることで、当財団の経営理念である、『魅力あふれる未来社会を創造』することでしょう。
公益財団法人
さっぽろ青少年女性活動協会
(SYAA)は
これまで40年にわたり培ってきた
グループワークのノウハウで
次世代リーダーの育成、支援、
協働、共創を促進し
より良い街の未来を創造します。
求めるDNA
思いやり
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員
組織内外の人間関係を積極的に構築するため、多様な価値観を理解して一人ひとり丁寧に対応します。
- 1- 意見や立場の違いを理解したうえで、真摯に向き合い、親切に対応することによって、信頼関係を構築している
- 2- 外部関係者と積極的に関わり、対話の中から真意や意図を引き出すことで、期待に沿った成果をあげている
- 3- 他の職員が困難な状況下にある際、率先して動き、支えとなる行動を起こしている
主任職
組織内外の人間関係を積極的に構築するため、広い視野をもって助け合い、協力しあいます。
- 1- 組織としての立場や状況を考慮して外部関係者と関わることで信頼関係の構築、向上に努めている
- 2- 外部関係者から評価や信頼を得て業務の継続及び発展、新規事業の開拓を図るため、より高い基準で業務を実行している
- 3- 部下と良好な関係を構築するとともに、困難な状況に直面した際には、仕事が進捗するようフォローしている
- 4- 認め合い、助け合う関係性を構築するため、一方的に意志を伝えるのではなく、相手の事情を受容しながら交渉している
係長職・課長職・部長職
組織内外の人間関係を積極的に構築するため、広い視野をもって助け合い、協力しあいます。
- 1- 他部門や外部関係者に自ら働きかけ、協力を引き出せる関係性を築いている
- 2- 外部関係者から評価や信頼を得て業務の継続及び発展、新規事業の開拓を図るため、より高い基準で業務を実行している
- 3- 認め合い、助け合う関係性を構築するため、他者の心を動かす会話力で交渉を進め、法人の価値を獲得している
- 4- 認め合い、助け合う関係性を構築するため、一方的に意志を伝えるのではなく、相手の事情を受容しながら交渉している
求めるDNA
チャレンジ
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員
困難な課題や未経験の業務に対して高い志を持ち、率先して取り組みます。
- 1- 日頃から広い分野に渡って意識を向け、挑戦したい業務に自発的に参画している
- 2- 粘り強く前向きに取り組み、困難な状況においても途中で諦めずに業務を達成している
- 3- 他部門の事業情報や職員とのつながりを活用して、横断的な取り組みを実施している
主任職
ビジネスリーダーとしての資質を発揮し、事業の改革・変革を実現するための行動を起こします。
- 1- 事業の持続的成長に貢献するため、応用力のきく高い実力の発揮につながる専門性を追求している
- 2- 他者を巻き込んで実践させる「巻き込み力」を発揮しながら、信念と責任感を持って新たな事業に挑戦している
- 3- 最新の情報や設備等を知るため、他部門との交流の場や外部研修に積極的に参加し、上司や同僚、部下と情報共有している
係長職
ビジネスリーダーとしての資質を発揮し、事業の改革・変革を実現するための行動を起こします。
- 1- 事業の持続的成長に貢献するため、専門性を追求するとともに、専門領域の拡大に努めている
- 2- 他者を巻き込んで実践させる「巻き込み力」を発揮しながら、信念と責任感を持って新たな事業に挑戦している
- 3- 最新の情報や設備等を知るため、他部門との交流の場や外部研修に積極的に参加し、上司や同僚、部下と情報共有している
課長職
社会環境に適応するための事業変革を主導し、関わる全ての人に対して普遍的な価値を提供します。
- 1- 法人を存続させていくための使命感を持ち、地域社会に貢献するためのアイデアを提案し実行している
- 2- 事業に対して常に問題意識を持ち、解決に至る具体的な方策を推進している
- 3- 付加価値の向上を実現させるため、事業連携の強化に向けた新たな取り組みを実践している
部長職
社会環境に適応するための事業変革を主導し、関わる全ての人に対して普遍的な価値を提供します。
- 1- 変化する社会環境の中で、法人の価値を維持していくための変革を主導している
- 2- 事業に対して常に問題意識を持ち、広い視野と経営的な視点から解決を推進している
- 3- 法人のスケールメリットを活用し、事業に新たな付加価値を生み出すための方向性を示している
求めるDNA
人材育成
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
主任職
職位に応じた水準の業務遂行能力を持ち、公益法人として高度な倫理観や責任感のある人材を育成します。
- 1- 常にコンプライアンスを意識した行動ができ、時代とともに変化する法律や諸規定についても、部下に説明し、行動で示している
- 2- 部下一人ひとりの目標の内容を理解し、達成に向けた支援・助言を行い、今後努力する方向性を明らかにしている
- 3- 部下が自身の考えを端的に表現するための思考力や言語表現力を養う機会を提供している
係長職・課長職・部長職
職位に応じた水準の業務遂行能力を持ち、公益法人として高度な倫理観や責任感のある人材を育成します。
- 1- 常にコンプライアンスを意識した行動ができ、時代とともに変化する法律や諸規定についても、部下に説明し、注意喚起している
- 2- 部下一人ひとりの特性を見極めたうえで育成計画を作成し、適切な業務分配や効果的な日常の関わりを通じて、成長機会を提供している
- 3- 部下が自身の考えを端的に表現するための思考力や言語表現力を養う機会を提供している
- 4- 部下の目標達成を支援するため、チームが達成すべき目標を掲げ、今後の育成方針や具体的な育成方法を提案している
求めるDNA
企画・解決力
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
主任職
社会情勢を勘案し、事業の課題点を的確に捉え、合理的かつ効果的な方法で解決に導きます。
- 1- 組織の過年度の取り組みを客観的な視点で捉えるとともに、今後の社会情勢を推察し、課題・改善点を見出している
- 2- 必要な情報を収集し、現状把握に努め、解決に向けた効果的な方法を提案している
- 3- 外部からの知識を取り入れ、組織に貢献する戦力として創意工夫を凝らし、業務に取り組んでいる
係長職・課長職・部長職
社会情勢を勘案し、事業の課題点を的確に捉え、合理的かつ効果的な方法で解決に導きます。
- 1- 組織の過年度の取り組みを客観的な視点で捉えるとともに、将来の社会情勢を推察し、課題・改善点を見出している
- 2- 事業の課題点を的確かつ迅速に分析・把握し、解決に向けた効果的な計画を策定し、行動を主導している
- 3- 外部からの知識を取り入れ、組織に貢献する戦力として創意工夫を凝らし、業務に取り組んでいる
求めるDNA
判断・決断
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
課長職
組織の責任者として経営資源を最大限活用するため、法人全体の視点で最適な方向性を示します。
- 1- 法人としての価値を持続・向上させるため、実績だけでなく今後の見通しも含めて推論し、最適な判断をしている
- 2- 自らの経験や専門的知識を活用し、判断材料を提示することで、上司の意思決定をサポートしている
- 3- 組織の責任者として行う判断について、理解を得られるよう論理的に説明している
部長職
組織の責任者として経営資源を最大限活用するため、法人全体の視点で最適な方向性を示します。
- 1- 法人としての価値を持続・向上させるため、実績だけでなく今後の見通しも含めて推論し、最適な判断をしている
- 2- 自らの決断によって、法人の経営状況がより良い方向へ向かうよう主導している
- 3- 組織の責任者として行う判断・決断について、理解を得られるよう論理的に説明している
求めるDNA
コミュニケーション
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員・主任職・係長職・課長職・部長職
円滑な業務遂行のため、周囲と積極的にコミュニケーションを図ります。
- 1- 適切なタイミングで積極的に対話をすることで、良好な人間関係を構築している
- 2- 業務が滞らないよう、報告・連絡・相談を欠かさず行っている
- 3- 一方的に意志を伝えるのではなく、相手の意見を丁寧に聞き取り、お互いが納得する合意形成をしている
求めるDNA
自己成長
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員・主任職・係長職・課長職・部長職
理想と知る将来像を目指し、自ら進んで学び、能力の向上に努めます。
- 1- 自身の目標達成に向けた取り組み(現状分析→目標設定→業務遂行→振り返り)を着実に実施している
- 2- 組織目標や自らの役割を正しく認識し、業務を通して、専門的知識や技能を習得している
- 3- 目的を達成するために必要な能力を高めるため、他の職員と新たな価値観を探求するための対話を行っている
求めるDNA
リーダーシップ
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
主任職
未来へとつながる推進力を生みだすため、率先行動と正しい判断によってチームを牽引します。
- 1- 日常的に発生する意思決定が必要な場面で最適な判断を行い、その理由について丁寧に説明している
- 2- 組織目標の達成に貢献するため、部下に必要な成果のイメージや手順を的確に示している
- 3- 部下に適時関心を示し、期待感を伝えることで、より良い成果を生み出すためのモチベーションを与えている
係長職・課長職・部長職
未来へとつながる推進力を生みだすため、率先行動と正しい判断によってチームを牽引します。
- 1- 意思決定に関わる判断材料を多く持ち、緊急を要する局面においても、迅速に最適判断を行っている
- 2- 一人ひとりの能力が活かされるよう助力しながら部下をまとめ上げ、チームのミッションを推進している
- 3- 部下が「やりがい」を持って働くためのモチベーションを与えるとともに、キャリア形成に関わる動機付けを行っている
求めるDNA
チームワーク
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
主任職
チームが一体となって組織目標を追求するため、適切な協力体制を構築します。
- 1- お互いの業務状況を把握し、支援し合うことができる体制を形成するため、必要な情報を迅速に提供・収集している
- 2- チームの生産性を高めるため、業務内容や業務分担、働き方を見直し、より良いチーム作りを実践している
係長職・課長職・部長職
チームが一体となって組織目標を追求するため、適切な協力体制を構築します。
- 1- お互いの業務状況を把握し、支援し合うことができる体制を形成するため、必要な情報を迅速に提供・収集している
- 2- チームの生産性を高めるため、業務内容や業務分担、働き方を見直し、より良いチーム作りを実践している
- 3- 自組織が取り組む課題に関する情報を調達することで、上司の業務をサポートしている
求めるDNA
渉外交渉力
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
課長職
他社や他部門との人間関係を積極的に構築し、組織内外から信頼されるよう行動します。
- 1- 他社と関わる機会を積極的に作り、自組織の変革度合いを客観的に評価している
- 2- 上司から重要な意見・要望を引き出し、他社や他部門の人脈を効果的に活用しながら、必要な対応、提案を行っている
- 3- 経営課題の解決に係る情報を得るため、他社や他部門との人脈を多く持ち、良好な関係性を維持している
部長職
他社や他部門との人間関係を積極的に構築し、組織内外から信頼されるよう行動します。
- 1- 他社と関わる機会を積極的に作り、自組織の変革度合いを客観的に評価している
- 2- 他社や他部門との関わりから得た情報を効果的に活用しながら、法人にとって必要な対応を行っている
- 3- 経営課題の解決に係る情報を得るため、他社や他部門との人脈を多く持ち、良好な関係性を維持している
求めるDNA
考働
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員・主任職・係長職・課長職・部長職
他の業務と関連付けながら柔軟に働くため、目的や意味を理解して業務にあたります。
- 1- 必要な情報を収集し、適切に判断することに努め、課題に対して臨機応変に対応している
- 2- 常に業務に対する疑問や問題意識を持ち、業務処理に関する方法の開発や改善策の提案をおこなっている
- 3- 各業務が存在する意味を問い直し、本質を見出すことで、期待を超える成果を上げている
求めるDNA
真摯さ
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
一般職員・主任職・係長職・課長職・部長職
活動協会の職員としての自覚をもって行動します。
- 1- 社内外において常にコンプライアンスを意識した行動ができ、時代とともに変化する法令等について、理解した上で遵守している
- 2- 活動協会の職員として、適切な挨拶や言葉づかい、勤務にふさわしい服装を意識し、実践している
- 3- 活動協会の職員として、与えられた仕事に対し責任と誇りを持ち、熱心に取り組んでいる
求めるDNA
組織育成
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
課長職
部下の育成を通して組織の成長を図り、公益法人として高度な倫理観や責任感を持った組織を作ります。
- 1- 常にコンプライアンスを意識した行動ができ、時代とともに変化する法律や諸規程についても、部下に説明し、注意喚起している
- 2- 対話によって部下の目標達成と人材力の向上についてそのプロセスを支援し、顔の見える組織風土を醸成している
- 3- 自らの後継者を育成する責任を自覚し、人材を見極めて育成している
部長職
部下の育成を通して組織の成長を図り、公益法人として高度な倫理観や責任感を持った組織を作ります。
- 1- 法令等(定款、規定等を含む)遵守の総括的立場として、あるべき姿を指導・監督している
- 2- 部下に対して能力開発に繋がる機会を創出し、育成課題を適宜明示しながら組織全体をフォローしている
- 3- 自らの後継者を育成する責任を自覚し、人材を見極めて育成している
求めるDNA
組織マネジメント
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
課長職
法人の目的を達成するため、部下に適切に働きかけ、正しい方向性に導くよう、組織を効果的に機能させます。
- 1- 未然にリスクを回避するための施策を講じ、問題が発生した際には、組織の損害を軽減するための具体的な措置を指示している
- 2- 部下の個性や持ち味を理解して、適切な業務分配をすることで、組織が能力を最大限発揮する環境を醸成している
- 3- 業務の一連の流れを円滑にするため、ボトルネックを発見し、業務を効率化している
部長職
法人の目的を達成するため、部下に適切に働きかけ、正しい方向性に導くよう、組織を効果的に機能させます。
- 1- 未然にリスクを回避するための施策を講じ、問題が発生した際には、組織の損害を軽減するための方向性を示している
- 2- 業務分配や日常の関わりの中で、部下の動機付けや組織課題の提示を行い、組織が正しい方向へ向かうようコントロールしている
- 3- 事業を正しく推進するため、組織体制や事業実施体制のあり方を検討し、組織効率化を図っている
求めるDNA
計画・立案
該当する職員の階層
- 一般職員
- 主任職
- 係長職
- 課長職
- 部長職
課長職
組織の持続的な成長のため、自らビジョンを打ち出し実現する行動力と説得力を持った人物を目指します。
- 1- 法人の望ましい将来像を実現するため、組織共通の明確かつ具体的な目標を部下と共有している
- 2- 組織目標を達成するための経営計画や、実現に向けた戦略を上司に提案している
- 3- 経営計画に基づく戦略を具体化し、説得力のある言葉で部下に浸透させている
部長職
組織の持続的な成長のため、自らビジョンを打ち出し実現する行動力と説得力を持った人物を目指します。
- 1- 法人の望ましい将来像を実現するため、組織共通の明確かつ具体的な目標を策定している
- 2- 組織目標を達成するための経営計画を策定し、実現に向けた戦略を立案している
- 3- 組織目標やそれに基づく計画・戦略について、説得力のある言葉で部下に浸透させ、理解させている