私の人生を認めてもらえたことです。私はひとり親で保育士、幼稚園教諭資格取得をし、転職を重ね、自信を喪失していました。そんな時期に受けた面接で、「様々な場所で仕事をされてきたあなたの力は活かせると思う。全館制覇を目指してみてね」と声をかけていただき、ここでなら幸せに仕事ができるかもし れないと思いました。
今までの保育現場での経験(手遊び、読み聞かせ、集団遊び、制作準備など)を活用する機会に恵まれています。子育てサロンでの子どもたちと保護者の笑顔を見ると嬉しい気持ちでいっぱいです。ミニ児童会館でも保育現場で経験した要素が土台となっています。私の今までの時間を肯定できるし、今とこれからのやりがいにつながっているのだと思います。
私の過去は、30代での新人、子育て、家庭の長、全てが同時に起こり、余裕が無く、人間関係を深く結ぶことができませんでした。しかし、今は「大丈夫だから、失敗しても手を離す事は無い。」と言葉で伝えてくれる上司の下、安心して仕事に向かえています。何事にも全力で注力する仲間たちに影響をいただき続けています。
「幼児教育」のうち「10の姿」の考え方があります。子どもたちは、どの園でも10の姿をもとに成長していきます。私たち大人が幼児期の育ちの視点を共有することで、子どもたちの育ちの続きをより良い形で担えるのではないかと考えています。私はいつか児童会館にも10の姿のような考え方が広まったらいいなと思っています。